代表就任のご挨拶

OSGeo財団日本支部 会員の皆様
OSGeo.JPのWebサイトをご覧の皆様

日頃はOSGeo財団日本支部の運営にご協力をいただき、ありがとうございます。先日開催された総会において新しく代表に選出された、岩崎亘典です。どうぞよろしくお願いします。同じく今回の改選で理事に選出されたメンバーは、以下のWebサイトもご覧下さい。
https://www.osgeo.jp/about

新しい理事会を代表して、ご挨拶させていただきます。

本年度の総会では、特に理事の多くが交代する活動の節目を迎えました。長年OSGeo財団日本支部の代表として、日本のFOSS4Gコミュニティを牽引されてきた森さんを始め、古橋さん、嘉山さん、谷内さん、久保さんがそれぞれ理事から退任されました。これまでの多大なご貢献に心から感謝します。また、今後とも運営委員などさまざまなお立場で引き続き、OSGeoの活動にご協力頂ければ幸いです。

日本のFOSS4Gコミュニティは、12年前のOSGeo財団日本支部設立を契機として、ゆっくりとではありますが、着実に成長してきました。この豊かな土壌を受け継ぐ形で新しく代表となった私を含め、これからのOSGeo財団日本支部の重要な使命は、さらに多くのまた多様な立場の人びとがご参加いただくことで、コミュニティを根付かせること、すなわち多様性と持続性の実現」であると考えます。もちろんそれは、私個人でできることではなく、また理事や運営委員のみでできることでもなく、コミュニティの皆さんのご意見とご協力が必要不可欠です。

これを達成する一助として、Raghavan(ラガワン)さん、林さん、縫村さん、渡邉さんには、引き続き理事を務めて頂くこととなりました。ラガワンさんは、日本だけでなく世界全体のFOSS4Gコミュニティの先導役でいらっしゃいます。林さんは、関西地方を中心に活動されており、またOSGeo.JP設立当初からの中心メンバーのお一人です。縫村さんは、主に地球科学の分野で研究をされており、QGIS、GRASS、Pythonなどのエキスパートです。渡邉さんは、ヒロシマ・アーカイブ等のアーカイブシリーズにおいて、FOSS4G等のツールを活用した「記憶の可視化」の第一人者です。これからも一緒にコミュニティ活動を続けられるのが、とても楽しみです。

また、新任の理事として、清水さん、松澤さん、大伴さん、宮内さん、喜多さんにご就任頂きました。皆さんは、これまでもFOSS4Gコミュニティで活動、貢献されてきた方々です。清水さんは、民間企業における地図サービスにおいてFOSS4G活用されている中心メンバーのお一人です。松澤さんは、FOSS4Gのみならず様々なOSS開発と普及の第一人者です。大伴さんは、民間企業でFOSS4Gの積極的活用に携わられているほか、QGISの講習会を日本各地で開催され、普及に努められています。宮内さんはFOSS4Gを含め東海地方のシビックテックコミュニティを中心的に牽引されています。喜多さんは森林技術分野でのQGIS活用に長年努められ、北海道におけるオープンデータ推進の第一人者でもあります。この力強いメンバーとともに活動を進めていけることを、とても心強く思います。

まだまだ力不足の新代表ではありますが、ぜひ、皆様のご意見、ご希望、叱咤激励を頂ければ幸いです。今後ともOSGeo財団日本支部ならびにFOSS4Gコミュニティをよろしくお願いします!

2018年6月12日
OSGeo財団日本支部 代表 岩崎亘典