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参加申込みは、Peatix にて受け付けています。コアデイセッションのみの参加は、無料となります。懇親会は有料(5,000円)となります。懇親会への参加を希望される場合は、必ず事前に申し込みください。また、Youtube Live オンライン視聴は、申し込みの必要はございません。
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以下のスケジュールは仮のものです。発表時間、順序に変更の可能性がありますので、ご注意ください。
時間 | A会場701教室: 3Dトラック(配信あり) | B会場702教室: DB・オープンデータ(配信あり) | C会場711教室: インターナショナル(録画あり) | D会場713教室: その他(録画なし) |
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11:00〜11:10 | オープニング | |||
11:10〜11:50 | 基調講演: Patrick Cozzi Chief Platform Officer, Bentley Systems Founder, Cesium / Additional Speakers from Cesium and Cesium Community TBA Advancing the 3D Geospatial Ecosystem in Japan via Global Collaborations |
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11:50〜12:50 | 休憩 | |||
12:50〜13:10 | 一般発表1: 清田心平(株式会社マップル) MAPPLE法務局地図ビューアと3D都市モデルの連携による不動産各種業務の効率化 |
一般発表4: 井口奏大(MapLibre User Group Japan (MUG-JP)) chiitilerによるサーバーレスなラスタータイルサーバー運用 |
一般発表7: 福井エドワード(OGC Japan Forum) OGCの最近の活動のご紹介 |
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13:10〜13:30 | 一般発表2: グエン バン ティエン(応用技術株式会社 エンジニアリング本部) まちスペース™:高度な都市環境シミュレーションプラットフォーム |
一般発表5: 北本朝展(ROIS-DS人文学オープンデータ共同利用センター/国立情報学研究所) 江戸ビッグデータのオープン化:「れきちず」を活用した歴史的地理情報基盤に向けて |
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13:30〜13:50 | 一般発表3: 小林知愛(株式会社ノーザンシステムサービス) CesiumのShaderを用いた気象データ3Dアニメーションについて |
一般発表6: 大塚恒平(Plats プロジェクト) 絵地図を扱うFOSS4G Maplatの利用形態と採用事例のご紹介 |
一般発表9: 嘉山陽一(一般社団法人OSGeo日本支部) 空間情報系オープンソースソフトウェア技術文書の国際化、 日本語ローカライゼーションの現状と課題 |
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13:50〜14:00 | 休憩 | |||
14:00〜14:20 |
一般発表10: |
一般発表13: 坂井 恵(日本仮想化技術株式会社) 地理情報をデータベースに格納しよう~GPUを活用したPG-Stromの紹介(仮題) |
一般発表16: 朝日孝輔(株式会社MIERUNE) MIERUNEとQGIS、そしてQGIS事業のご紹介(仮) |
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14:20〜14:40 | 一般発表11: 室木直樹(林野庁森林整備部計画課) 効率的な航空レーザ測量の実施に向けた省庁連携-令和6年能登半島地震の対応- |
一般発表14: 山﨑由章(MySQL Community Team (Oracle Corporation) ) GeohashをMySQLで活用する方法 |
一般発表17: 小林裕治(株式会社オービタルネット) Transformer, Diffusion Modelを用いた衛星画像Hack! (AWS GPUインスタンスで地理情報系画像生成AIサービスは有効か?) |
一般発表20: 高安基大(レフィクシア株式会社) 【LRTK】iPhoneが万能測量機に。点群、AR、座標、方位付き写真と時系列表示で現地調査や現場作業を丸ごとDX |
14:40〜15:00 | 一般発表12: 大萱直花(一般社団法人日本森林技術協会) QGISで実現するもっと分かりやすい森林ゾーニング |
一般発表15: 岩佐 嘉久(ライムコンサルタント) プログラミング知識ががなくてもできたFoliumでのWEBマップ作成事例 |
一般発表18: 篠原崇之(CV×Remote sensingメタサーベイチーム) リモートセンシングとAIに関するオープンな勉強会運営の試み |
一般発表21: 山本雄飛(ホクレン農業協同組合連合会) 農業リモートセンシングにおけるQGISの活用 ーRTK測位技術を組み合わせて |
15:00〜15:10 | 休憩 | |||
15:10〜15:30 | 一般発表22: 吉田史郎(東京土地家屋調査士会会員) 初心者必見の点群OSSツール3選!いま話題の点群オープンデータを見てみよう |
一般発表27: Lay Raymond(株式会社MIERUNE) ハザードマップゲームの作り方〜ハザード情報をゲームのパラメーターに落とし込む〜 |
一般発表32: 遠藤隆浩(一般社団法人社会基盤情報流通推進協議会) 登記所備付地図データを使って〇〇してみよう |
一般発表37: 西岡芳晴(産業技術総合研究所地質調査総合センター) 進化するシームレス標高タイル |
15:30〜15:50 | 一般発表23: 村上舜(株式会社EARTHBRAIN) CesiumJSを活用したSmart Constructionアプリ |
一般発表28: 坂ノ下 勝幸(OSGeo日本支部/OpenStreetMap Foundation Japan) FOSS4Gを支えるOpenStreetMapのご紹介 |
一般発表33: 白土洋介(土地家屋調査士) リミット12(クチコミWeb地図)を作ってみました。 |
一般発表38: 辻 智樹(全国Q地図) 標高タイルを使った地形可視化と高品質な標高タイル作成ツールの作成~全国Q地図の取組~ |
15:50〜16:10 | 一般発表24: Oscar Bralo(Pacific Spatial Solutions株式会社) TerriaJSプラグイン開発について |
一般発表29: 森亮(合同会社CUNEMO) Overture Maps Foundationを読み解く – 何を目的として、どこに向かっていくか? |
一般発表34: 田鎖順太(北海道大学) 点群データを使って遮音壁をモデル化する方法について |
一般発表39: 上原大二郎(中央開発株式会社) 収束度(Convergence Index)を利用する微地形表現図「CIマップ」の考案とプラグイン公開 |
16:10〜16:30 | 一般発表25: 青木亮祐(株式会社パスコ) PythonでPLATEAUのデータを手軽に扱ってみる |
一般発表30: MARGOLLE Mathieu(LocationMind株式会社) OpenStreetMapとOverture Mapsを始めとする地図データセットを比較するツールの紹介 |
一般発表40: 伊藤渚生 自然資本データの利活用(オープンデータを使用して) |
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16:30〜16:50 | 一般発表26: 佐藤和也(静岡県庁、静岡点群サポートチーム) 3次元点群データ『VIRTUAL SHIZUOKA』のオープンデータ化による恩恵と協働の未来 |
一般発表31: 渡辺晃輔(デジタル庁) アドレス・ベース・レジストリを活用したジオコーダーOSSの取り組み |
一般発表36: 平澤彰悟(株式会社Eukarya) FOSS4G NA 2024からの洞察: 北米のオープンソース地理空間技術の現状 |
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16:50〜17:00 | 休憩 | |||
17:00〜18:00 | パネルディスカッション 社会に飛び出せFOSS4G |
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18:00〜18:10 | クロージング |
The 3D geospatial community in Japan is at an all time high driven by digital transformation, envisioning the cities of the future, and global collaboration enabled by open standards and open source geospatial software. Cesium, now a Bentley company, will share their journey in creating open source software and open standards for 3D geospatial, including CesiumJS and 3D Tiles, and how the collaborative nature of the open-source geospatial community created deep relationships with Japan and globally. We will also look towards the future of 3D geospatial as a canvas for digital twins and Architecture, Engineering, and Construction innovation.
日本の3D地理空間コミュニティは、デジタルトランスフォーメーション、未来都市のビジョン、そしてオープン標準やオープンソースの地理空間ソフトウェアによって可能となったグローバルなコラボレーションによって、かつてないほどの盛り上がりを見せています。Bentley Systemsの一員となったCesiumが、CesiumJSや3D Tilesを含む3D地理空間データのオープンソースソフトウェアやオープン標準をどのように作り上げてきたのか、そして、オープンソースの地理空間コミュニティの協力的な風土が、日本と世界との間でどのように深い関係を築いてきたか、といった点についてお話しします。また、3D地理空間がデジタルツインや建築、エンジニアリング、建設分野でのイノベーションのキャンバスとして今後どのように役立つか、といった未来の展望についても語ります。
株式会社マップルでは、登記所備付地図が閲覧できるWebサイト「MAPPLE法務局地図ビューア」を無料で公開しており、不動産関連事業者などを中心に多くの方にご覧いただいております。
一方、不動産分野のDX化に向けた課題の一つとして、主に中小規模の事業者が地理空間情報を活用する際に、GISシステムの導入・空間データの入手などの対応に大きな負担がある点が挙げられます。弊社では、PLATEAUの3D都市モデルを活用したMAPPLE法務局地図ビューアを提供することで上記課題の解決を支援し、各事業者の様々な業務の効率化に貢献できると考えております。
FOSS4Gを最大限利用することでMAPPLE法務局地図ビューアと3D都市モデルの連携を図っている、現在進行中のプロジェクトについて発表いたします。
まちスペース™は、PLATEAU 3D都市モデルを用いた包括的な都市環境分析プラットフォームです。本プラットフォームは、日影、建物表面の日影、騒音、風のシミュレーションを統合し、都市計画や環境評価にアプローチを提供します。
主要な機能には、Re:earthプラットフォームを用いた3D可視化、ユーザー提供のIFC、FBX、GLB、3D Tiles形式の建物データと統合された環境分析、新たにグループ管理や分析結果の共有機能が含まれます。
ユーザーは選択した地域内で環境要素を分析することができ、PLATEAU 3D都市モデルを活用することで、既存の建物構造を考慮したより正確な分析が可能になります。例えば、日影分析では、分析オプションの選択、範囲の指定、パラメータの設定を行い、その結果をCMZLファイル形式で受け取ることができます。さらに、ユーザーは自身の建物データをアップロードし、Re:earth上で3D可視化することが可能です。グループ管理機能や結果共有機能により、チームでの協働がより簡単になりました。昨年発表したtoeng.netプロトタイプとMSpacEの実装やパフォーマンスの比較についても考察します。
応用分野としては、最適な建築配置や公共空間の設計を目的とした都市計画、建築プロジェクトの環境影響評価、都市スケールでの省エネ戦略立案が含まれます。
まちスペース™は、複雑な都市環境を多角的に分析し、可視化する強力なプラットフォームです。包括的な都市環境シミュレーションが可能となり、持続可能な都市開発に向けた意思決定を強力に支援します。
気圧の谷って、なんで谷と呼ばれるのか気になりませんか?
気圧線を見ても直感的に谷とかよくわからないので、Cesiumを使って3Dで可視化できるかを試してみました
MapLibre Style Specificationにもとづくラスタータイルサーバーといえば、TileserverGLがデファクトスタンダードです。一方、昨今一般化したサーバーレス環境とTileserverGLは親和性が高くありません。
発表者が開発したchiitiler(ちぃたいらー)は、サーバーレス環境での動作を前提としたタイルサーバーです。本発表では、chiitilerをデモしつつ、どのようにサーバーレス環境向けにチューニングしていったか、技術的背景を述べます。
参考:
https://github.com/Kanahiro/chiitiler
江戸ビッグデータとは、江戸という時代、江戸という都市に関するビッグデータを構築し、過去の世界を探る新しい方法を創出するプロジェクトである。ROIS-DS人文学オープンデータセンターでは、古地図「江戸マップβ版」や歴史地名「『日本歴史地名大系』地名項目データセット」のデータセットをオープンデータとして公開するとともに、「もし江戸時代にネットサービスがあったら?」という発想でデータポータル「edomi」を構築し、各種のオープンデータを統合して公開してきた。そこに登場したのが、株式会社MIERUNEが運営する、現代の地図デザインで歴史地図を閲覧できる「れきちず」である。我々は「れきちず」に、江戸マップβ版の基となる江戸切絵図の町家領域を追加し、人口密集地域を可視化することで、商業や社会活動を把握する手がかりを与えた。このように「れきちず」に新たなデータを加えることは、歴史的地理情報基盤としての有用性の向上につながると考えている。
古地図、絵地図など不正確な地図を扱えるFOSS4G、Maplatですが、座標変換だけに用いる使い方から、地図面のみ使ってUIは独自実装する、標準UIも独自デザインにカスタマイズするなど、様々な利用方法ができる仕組みになっています。
様々な利用形態で採用された事例のご紹介と、利用者様側からの声と今後の展開などをお聞きします。
Open Geospatial Consortiumの最近の活動は、「AI」、「メタバース」、「宇宙」など「ジオ」の概念そのものが拡張に伴って、様々な新しい領域の標準化の提案、ITシステム開発、アウトリーチプログラムが実施されています。標準化団体から、業界や政府、スタートアップ支援へと活動方針もダイナミックに進化しています。
Japan Forumは、日本での支部としては、2014年のイベントから休止していました。
2025年からのJapan Forumの活動再開に向けて、10月29日、30日には、レセプション&講演会を開催します。ご関心の皆様の参加を歓迎いたします。
https://ogc1029-30.peatix.com/view
本セッションでは、上記イベントのサマリーを共有いたします。
国際協力機構(JICA)では、長年にわたり地理空間情報の協力を進めており、タイムリーな意思決定と行動のための戦略的な地理空間情報の使用を推進しています。特に、持続可能な開発目標(SDG)11「住み続けられるまちづくりを」に対して、都市や地域開発のさまざまな段階で地理空間情報を具体的に活用することが重要と考えています。そのために、地理空間情報を含む新技術の導入を支援し、効率性を高めた適正な技術を選定し、柔軟で戦略的な技術の普及を目指しています。特に、使用場面に応じた判断を促す「スマート地図」の作成を目指しており、ウェブ地図技術を超小型PC Raspberry Piに搭載したUNVT Portableに、衛星測位機能を加えた「Smart Maps Portable」を開発しました。新技術をコンパクトに実践し、広く共有することで、持続可能な都市づくりを支援します。皆様のご意見とご参加をお待ちしています。
近年空間情報を扱うオープンソースソフトウェアの数は急激に増加している。これらソフトウェアの技術情報は英語で記述されていることが多い。しかし非英語圏ではローカルでのシステム利用の拡大や技術情報の普及のために技術情報のローカライズが重要な課題になる。オープンソースソフトウェアの技術情報文書はSphinxという文書管理システムを利用して作成されることが多く、Sphinxの国際化機能を利用すると多様な言語版の文書の作成と管理も可能である。 QGIS,PostGIS,OSGeoLive等では情報の日本語化が行われているが、その他のソフトウェアで継続的な翻訳作業が行われていない。 技術翻訳を行う場合日本語側での翻訳ルールや用語集が必要であり,それらの準備が課題になる。 本稿ではこのような空間系オープンソースソフトウェア技術文書国際化、日本語ローカライズの現状報告と問題点、課題の提起を行ってみる。
近年、人口減少や高齢化などに伴い除雪作業の担い手不足が深刻な社会問題となっています。とりわけ、除雪車を用いた除雪作業には一定以上の熟練度が必要となるため、オペレーターの育成や作業を支援するシステムの開発が課題になっています。
これらの課題を解決するため、移動体に対応可能なThree.jsを活用したARアプリとRTK技術による高精度測位システム(パナソニックコネクト社)を融合し、除雪作業支援向けARガイダンスシステムを開発しました。
本発表では、ARガイダンスシステムの構成と積雪地域における実証結果をご紹介いたします。
令和6年能登半島地震では、奥能登地域を中心に崩壊や地すべりなどの地形変化が広範囲で発生しました。林野庁と国土地理院では、森林の内部など目視での確認が困難な箇所についても亀裂や地形変化などの発生状況を把握することを目的に、航空機に搭載したレーザ測距装置を使用して表層・地表を3次元で計測する航空レーザ測量を実施し、そのデータ解析を進めています。
実施にあたっては、林野庁において予算を一式確保した上で、その一部を国土地理院に支出委任し、航空レーザ測量業務を国土地理院で実施、同時進行で地形の解析を林野庁が行うという分担を講じ、省庁の垣根を超え、被災地域への早期データ提供に努めてきました。
今回の一連の取組では、点群の自動フィルター処理のみによる速報成果の作成・提供、成果の早急なオープンデータ化など、過去の災害対応より一歩踏み込んだ取組を導入しており、これらについて話題提供いたします。
森林・林業の分野では、森林を管理する上で木材生産を主とするエリア、災害リスクや環境保全の配慮が必要となるエリアなどにゾーニングすることが求められています。これまでは行政職員や林業事業体がGISを使ってゾーニング(ラスタ解析)をすることは困難でした。そこで林野庁委託事業により、QGISプラグイン「もりぞん」が開発されました。
「もりぞん」では森林における「収益性」と「災害リスク」の2軸でゾーニングを行います。ゾーニングに際し、要素ラスタに対し閾値を設定して点数化する作業の試行錯誤が重要かつ大変なため、この作業をわかりやすく、効率的に実施する工夫を行いました。
・データの入出力・解析の自動化データパイプライン
・インタラクティブに閾値を設定(ヒストグラム表現、透過表示の利用など)
森林分野技術者とプログラム開発技術者が報告します。
地理情報や属性情報をファイルで扱っている方も多いと思います。データベース(RDBMS)に格納することによって、より複雑な演算や抽出操作が可能となり、様々な条件に沿ったデータを得ることができる場合があります。本セッションでは、GPUパワーを活用したデータベース「爆速DB powered by PG-Strom」を例に、データベース活用のメリットを紹介します。
MySQLデータベースにはGeohashを扱うための関数が存在します。そして経緯度情報を文字列で扱えるGeohashは、データベースとの相性もいいです。本セッションでは、Geohashの概要とGeohashをMySQLデータベースで扱う方法について解説します。
PythonライブラリFoliumを使用することで、わずか数行のコードでWEBマップが作成可能となる。今回はChatGPTの活用によりプログラミング知識がなくても、プロンプトでのやり取りのみで背景地図の切り替えやアイコン、グラフまで表示できるWEB地図が作成可能になった事例の紹介。
「QGISのMIERUNE」を標榜する株式会社MIERUNEは、QGISをビジネスの中心に位置付け、顧客へのソリューション提供を行っております。一方、QGISをビジネスに利用するだけでなく、ソースコードへのコミットや寄付、講習会等による普及活動を通じて、エコシステムの維持にも努めております。
本発表では、MIERUNEのQGISに関する活動を紹介しつつ、本年度から本格化に推進している「QGIS事業」を紹介いたします。
オービタルネットでは、高精細な衛星画像からTransformerやDiffision Model等、いわゆる画像生成AIを活用した超解像、Segmentation、Mappingなどを行い業務に適用しています。そしてこれまで内製していた処理をAmazon SageMaker等を用いてWebサービス化に取り掛かっています。しかし一般のAIサービスを異なり地理情報系の処理は広域のデータを扱うことが多く、AWS GPUインスタンスのスケールに伴い莫大なコストがかかり、ビジネスとして成り立つか微妙な判断に直面しています。このような苦悩を抱えた現状を紹介し、同様のサービスを検討されている方の参考になればと思います。
CVのコミュニティであるcvpaper.challengeを中心にして、リモートセンシングとCV技術に関するオープンな勉強会コミュニティを発足させた。最初の取り組みである、リモートセンシングとCV技術に関するメタサーベイの取り組みの組織運営やメタサーベイをまとめるまでのプロセス紹介する。
背景
トレン・マヤは全長1554キロの旅客列車メガプロジェクトである。第一期は今年初めに運行を開始した。急ごしらえの建設は物議を醸し、不安定なスタートとなった。
ジオデザインとOS GISは、トレン・マヤを改善する可能性がある。交通計画や政策に関する意思決定を容易にすることができる。
このプロジェクトによるトレン・マヤの評価では、鉄道開発と建設地域内のユカタン州の考古学的遺産の問題を検証する。
ジオデザインは、交通インフラ・プロジェクトにおける紛争を緩和し、品質、効率、経済的パフォーマンス、社会的リターンを向上させることができるのか?
方法
GISを用いて、トレン・マヤ「ループ」の完成した5つのステージの評価が可能である。完成までには2つの段階があるため、本研究では「代替」路線計画構成に対して路線計画構成を評価する。コスト・サーフェイス・モデルで重み付けされた遺跡の発見、地形の地形、既存の交通機関やその他の線形インフラによってマークされたコスト・モデルを考慮する。
ルートプランニングのための最小コスト経路分析(LCP)をカール・シュタイニッツのジオデザインのためのフレームワークと組み合わせ、利害関係者や専門家からデータを得て、LCPで割り当てられた変数の重み付けに活用する。
結果/影響
GIS分析の結果、指定された道路から大きく迂回するルートが見つかった。これは、考古学的データに対する感度が高まったことを反映している。さらに、考古学者、政治学者、鉄道輸送の専門家を対象に実施した調査のデータを用いて、モデルのラスター「コスト・サーフェス」に重み付けを行った。
高精度GPS端末LRTKと測位DXシステムを提供しています。
LRTK Phoneは水平誤差±2cm、高さ誤差±3cm程度の測位が可能な端末で、受け取った座標をiPhoneで活用します。点検箇所の写真をcm精度の位置情報付きで撮影したり、スマホ1台で3D点群を取得することができ、写真や点群はWebクラウドで一元管理することができます。取得した3D点群データから、その場で簡単に盛土の体積計算をすることも可能です。
北海道の農業団体が、生産現場の課題解決のため、QGISやQFieldを活用して衛星やドローンによる農作物のリモートセンシングの調査、試験に取り組みました。高精度(RTK)測位技術を使って小型GNSS受信機による打点やドローンによる撮影を行うと、データがピッタリ重なり、非常に便利でした。小麦の病害発生エリアを算出したり、生育調査とセンシングデータを紐づけたり、そのような事例を紹介をしたいと思います。
CesiumJSのWebアプリで測量・設計・施工履歴等の様々な現場データを3次元で可視化。
加えて3次元化した現場データをもとに最適な施工のシミュレーションを実施しています。
CesiumJSをどのように活用しているかや、ドローンで撮影した点群の座標変換や3D tilesの変換のAWS構成のなどの紹介をします。
TerriaJSはCesium上に地理空間データのカタログビューアを作成できるフレームワークです。昨年のFOSS4G FukuiではTerriaJSハンズオンセミナーを行いましたが、TerriaJSではプラグインを作成することで機能の拡張を行うことができます。本発表ではTerriaJSプラグインの概要についてご説明いたします。
近年、国土交通省が様々なプレイヤーと協力し、都市デジタルツインの実現プロジェクトである「Project PLATEAU」を進めています。このプロジェクトを通じて、多くの都市の3D都市モデルが公開されていますが、データの扱いには一定の知識が求められ、Pythonなどのプログラミング言語を用いた分析にはやや高いハードルがあります。本発表では、PythonライブラリであるPlateauKitを使用し、Project PLATEAUのデータのダウンロードや可視化、さらに属性情報を活用した分析手法について、デモを交えながらご紹介いたします。
『VIRTUAL SHIZUOKA』は、静岡県が取得・オープンデータとして公開している、県土の高密度色付き3次元点群データです。2019年度の伊豆半島東部・熱海を皮切りに、2023年度に静岡県全域のデータを取得・オープンデータ化しています。点群データは、デジタルツインとして可視化、分析、シミュレーションなどの様々な用途に利用され、オープンデータによるイノベーションに結び付いています。また、最近では、活用方法を共有し利用者の裾野を増やす流れにもつながり始めています。
特に効果を発揮した分野が、災害対応の分野です。あらかじめオープンデータ化することで、コミュニティの誕生、知見の収集が恩恵となり、災害対応に新たな流れが見られます。
災害対応を例に、静岡県から日本全体へ「自由で開かれた新しい地理空間情報とその恩恵を最大化するための協働の未来」について、皆様と考える機会となれば幸いです。
東京カートグラフィックさんと共同開発を行ったハザードマップゲーム、このゲームのパラメーターは実は専用のQGISのプラグインを開発して作成されています。そのプラグインがどのようなデータを用いて、どのように使うことが出来るのか、どのように作られているのかを紹介いたします。
FOSS4Gとは、Free Open Source Software for GeoSpatialの頭文字を取った略称です。
Free/Open Sourceの考え方に賛同した方たちによって、継続的にソフトウェア開発やサポートが続けられています。
FOSS4Gはソフトウェアを指しますが、それらのソフトウェアには処理対象となる「データ」が必要となります。
FOSS4Gが意味する「Free/Open Source」と同じ考え方を持った「データ」分野での活動をOpenStreetMapを中心に紹介したいと思います。
プログラマやGIS技術者にとってデータは単なる処理対象でしか無く、目的さえ達成すればFree/Open Source以外のデータでも良いと考える方も居られると思いますが、今一度、FOSS4Gを支えるデータについて考えてみませんか?
2022年末に設立された、Overture Maps Foundationについて、その設立経緯、目的、構成員などを概観すると共に、2024年夏に正式リリースされたデータセットの評価を通じて、現状と可能性について解説します。
当初、オープンな地図データベースは存在しませんでした。その後、OpenStreetMapが登場し、今では大企業が集まってOverture Mapsをリリースしています。
これらは互いにどのように比較されるのでしょうか?また、他の地図データセットとどう比較すればいいのでしょうか?そのために、我々は異なる地図データセットの建物、道路、POIレイヤーを比較するツールを作りました。
(仮)アドレス・ベース・レジストリを活用したジオコーダーOSSの取り組み
G空間情報センターから公開されている登記所備付地図データは法務局ごとにファイルが分かれているため2000を超えるファイルが登録されており、ブラウザで手動で一つずつダウンロードを行うには数が多すぎます。そこでCKAN APIを使いスクリプトでまとめてダウンロードする方法を説明します。また、登記所備付地図データを使って、かつて北海道で行われていた「原野商法」の痕跡をポリゴンの特徴から見つけ出す方法について考察します。
12時間で投稿ポイントが消えるクチコミWeb地図、リミット12を作成しました。
地図型SNSのようなイメージで、平常時は、楽しい話題(美味しい・楽しい)をプロットし、災害時には支援情報(避難所・給水所など)をプロットできればと思っております。
近年,地理空間データの整備やオープンソースソフトウェアの開発,また国内においてはDRM-PF等の扱いやすいデータベースの登場によって,交通騒音の予測が可能となっています。しかし,自動車騒音対策の柱とも言える遮音壁については,その設置場所も形状もデータベース化されていません。そこで発表者は,3次元点群データを使った遮音壁のモデル化手法の開発に取り組みました。少数のパラメータによって遮音壁の形状がモデル化され,現実と良く合致した結果が得られましたので共有します。
ダムでは、安全性管理のために定期的に変形計測や測量等を実施している。また、災害時には、定期観測データを活用することで、変状箇所抽出や不具合箇所の抽出等が可能である。一方、管理上の課題として、人手不足、高齢化、中山間地にあり観測場所に赴くのが大変という事がある。本報告では、従来の管理手法に衛星 SAR を加えて、ダムの安全性管理の省力化・高度化を図ることを目的とし、中山間地に建設されている農業用ダムを対象とし、衛星 SAR 干渉解析の適用性を確認した事例を報告する。
FOSS4G NA 2024に参加した経験をもとに、北米のFOSS4Gコミュニティの現状と、カンファレンスで注目を集めていたツールの1つである「Digital Twin Toolbox」を紹介します。このツールは、様々なオープンソースツールを組み合わせ都市環境の3D Tiles生成からビジュアライズを一気通貫で行うことができるものです。建物や都市インフラ、点群データ、ドローンデータといった多様な地理空間データから3D Tilesを生成するワークフローが組み込まれており、3D都市モデルの作成に活用することができます。
シームレス標高タイルは無償で利用できる標高地図タイルサービスです.標準フォーマットは数値PNGタイルですがTerrain-RGBに変換して提供するサービスが追加され,QGISやMapLibreで利用しやすくなりました.また,Cesiumで利用するためのTerrainProviderも公開されており幅広い環境でご利用いただけます.陸域統合DEM等の新しいタイルセットの追加など,シームレス標高タイルの最新情報をご紹介します.
航空レーザによる高精度な標高タイルを使って、等高線、段彩図、陰影図、傾斜量図、CS立体図の表示や地形の立体表示が可能な「全国Q地図MapLibre版」を開発し、公開しました。また、標高データ(TIFファイル)から高品質な標高タイル(数値PNGタイル)を簡単に作成できるツール「gdal2NPtiles.py」を開発しました。標高タイル作成の際に留意すべき点についても、あわせてご紹介します。
収束度(Convergence Index)を用いる微地形表現図「CIマップ」は,起伏の大小にかかわらず尾根/谷を抽出することができる。また,レイヤの合成に加算法を用いるため,凹地形が過度に暗くならず,大きな地形の立体感に埋没しがちな細かな地形を抽出することができる。
筆者らはQGISでCIマップを作成するプラグインを開発し,公開している。
近年TNFD(自然資本開示ディスクロージャー)などによってリモートセンシングのデータや自然関連のGISについて興味関心が高まっている。ここではすでにダウンロードができるオープンデータを応用することによって、自然情報のデータを使ったり、企業の開示に使うためのデータについて発表を行う。
開催趣旨:
これまでコストや技術の壁が高かったGISも、オープンソースのGISソフトウェア(FOSS4G)の普及や、技術やデータのオープン化によって、民間企業、公共機関、教育現場など、さまざまな場所で使われるようになってきました。この流れの中で、GISやFOSS4Gのスキルは、技術者としてのキャリア形成にも大きな影響を与えています。
本セッションでは、FOSS4Gを活用して活躍している若手・中堅・ベテランの皆さんが、どのようにGISと関わりながらキャリアを築いてきたのか、そしてその中でFOSS4Gがどんな役割を果たしてきたのかを語っていただきます。これから社会に飛び出すGISに興味のある学生や、キャリアアップを目指す方々にとって、実際の経験から学べる貴重な場を提供することを目指します。多くの参加者、特に若い方々のキャリア形成の参考となれば幸いです。
司会: 縫村崇行(専修大学)
パネラー: