ハンズオンのページはこちら
参加申込みは、Peatix にて受け付けています。コアデイセッションのみの参加は、無料となります。懇親会は有料(6,500円)となります。懇親会への参加を希望される場合は、必ず事前に申し込みください。また、Youtube Live オンライン視聴は、申し込みの必要はございません。
#foss4gj (Twitter) です。ぜひともSNS等で共有してください!
以下のスケジュールは仮のものです。発表時間、順序に変更の可能性がありますので、ご注意ください。
時間 | A会場 | B会場 |
---|---|---|
11:00〜11:10 | オープニング | |
11:10〜11:50 | 基調講演: 福野 泰介(Code for SABAE) オープンデータとシビックテック、12年の歩みとこれから |
|
11:50〜11:55 | 休憩 | |
11:55~12:07 | 一般発表1: 小林 裕之(富山県森林研究所) QGISによる富山県有峰地区の1mメッシュCS立体図の作成 |
一般発表4: 青木 和人(あおき地理情報システム研究所) 「オープンデータとQGISでゼロからはじめる地図づくり」を出版しました。 |
12:07~12:19 |
一般発表2: 田鎖 順太(北海道大学) 地理院ベクトルタイルやデジタル道路地図を活用した自動車騒音の予測および可視化 |
一般発表5: 木村 陽介 FINN (Fire INventory from NCAR)のための地理情報処理:山火事からの大気汚染物質排出量の推計 |
12:19~12:31 | 一般発表3: 井上 晴稀 スマホアプリの地図表示における第三の選択肢 MapLibre Native を使ってみる |
一般発表6: 白土 洋介 法務省地図XMLのクラウド最適化データ変換とシンプルなWebGIS(今ここ何番地?) |
12:31~13:30 | 休憩 | |
13:30~13:42 | スポンサー講演1: 佐橋 功一、新垣 仁(株式会社NTTデータグループ) DSM付き航空画像へのMMS計測3D点群データの高精度な位置合わせと可視化方法の紹介 |
スポンサー講演6: 川尻 貴之(株式会社MIERUNE) 360度写真を使った屋内地図の作成 |
13:42~13:54 |
スポンサー講演2: 久本 空海(株式会社MIERUNE) AIST 3DDB Client: 産総研3DデータベースのためのオープンソースWebアプリ |
スポンサー講演7: 熊谷 康太(株式会社NTTデータグループ) デジタル社会を目指して~分散DBと分散処理の連携に関する調査 |
13:54~14:06 | スポンサー講演3: 坂井 恵(日本仮想化技術株式会社) GPUを活用したデータベース「爆速DB」で位置情報も爆速検索 |
スポンサー講演8: 松澤 太郎(合同会社Georepublic Japan) Redmine GTT(GeoTaskTracker)-Pluginの紹介 |
14:06~14:18 | スポンサー講演4: 和田 陽一(朝日航洋株式会社) 住所のヤバさをその決め方からアプローチしてみました |
スポンサー講演9: 大塚 恒平(MySQL Community Team (Oracle Corporation))MySQLで処理するGIS~地球が丸いことを覚えたMySQL~ Ver.3 |
14:18~14:30 |
スポンサー講演5: 宮内 隆行(株式会社Geolonia) データ連携基盤としてのベクトルタイル |
スポンサー講演10: 本城 博昭・鹿野 健人(株式会社ONE COMPATH) Cloud Optimized試しました&マピオン運営会社がChatGPTと出会ったら… |
14:30〜14:40 | 休憩 | |
14:40~14:52 | 一般発表7: 和山 亮介(株式会社ノーザンシステムサービス) 他天体におけるCesiumの活用について |
スポンサー講演11: 嘉山 陽一(朝日航洋株式会社/IT DART) 地域情報共有と低コスト運用可能なWEBハザードマップシステム |
14:52~15:04 | 一般発表8: 青木 亮祐 Segment Anything Modelを用いて地物抽出を試してみた |
一般発表11: 黒川 正章(ジャッグシャパン株式会社) 住所の正規化の倒し方 |
15:04~15:16 | 一般発表9: 林 博文、グエン・バン・ティエン、廣澤 邦彦(応用技術株式会社) 光、風、騒音の影響を解析するデジタル都市環境プロジェクト |
一般発表12: 西岡 芳晴(産業技術総合研究所地質調査総合センター) 点群PNGで大量点群データを高速利用 |
15:16~15:28 | 一般発表10: 清水 翼(応用技術株式会社) OGC API Moving FeatureのAPI実装について |
一般発表13: 浅井 斉、浅野 将、大石 寛人(NHK) NHKが収集したハザードマップデータの活用事例、その過程でのOSSの利用と貢献について |
15:28~15:40 | スポンサー講演12: 荒木 光一(五大開発株式会社) ChatGPTに教えてもらうQGISの使い方と地形解析 |
|
15:40~15:50 | 休憩 | |
15:50〜17:20 | パネルディスカッション: オープンデータ活用事例大紹介 |
|
17:20〜17:30 | クロージング |
オープンデータを鯖江市長に提案して早12年。オープンデータとシビックテックと戦記、今熱い福井県観光オープンデータ、今後の展開についてお話します。
近年、屋外空間の3Dモデル化が盛んに行われている。建物の3Dモデル化には航空画像が用いられてきたが、細かい地物(標識、信号、電柱など)の3Dモデル化のためにMMS(Mobile mapping System)で計測した3D点群データの利用が注目されている。航空画像とMMSデータのそれぞれから作成した3Dモデルを同一空間上に重畳すれば、より精緻な屋外空間の3Dモデル化が可能となる。 MMSデータは位置座標情報を保持しているが、ビル街が多い都市部においてはGNSS測位誤差により、若干の歪みや位置誤差が含まれやすい。したがって、単純に位置座標を用いてMMSデータを航空画像へ重畳するとずれが生じる。 本講演では、MMSデータを航空画像へ高精度に位置合わせする方法を紹介し、可視化結果をご覧いただく。
「AIST 3DDB Client」は、産業技術総合研究所(産総研)が開発・運用する3Dデータベースを利用するためのWebアプリケーションです。 様々な3Dデータの表示・検索・ダウンロードができるこのアプリは、オープンソースソフトウェアとして公開されています。 この発表では、当アプリの紹介とあわせて、Webでの3Dデータ可視化の現状や課題、Vue.jsとCesiumJSを用いる際のヒントなどをお伝えします。 https://github.com/aistairc/aist_3ddb_client
大量の位置情報データの検索速度に困っていませんか。
「爆速DB」は、GPUを活用して超高速なデータ検索を実現するデータ分析基盤ソリューションです。通常はCPUのみで動作するRDBMS、PostgreSQLを拡張してGPUを使用可能にした「PG-Strom」を活用しての高速処理を提供します。一部のPostGIS関数にも対応しています。
本セミナーでは、爆速DBの位置情報検索への活用シーンとその性能を紹介します。
日本の住所については、その難しさやあいまいさがたびたび問題になっています。
つい最近も住所について問題提起され、鼻血が出たという症例も紹介されています。
これまでは、住所をジオコーディングする「使う側」として住所正規化問題にアプローチしてきましたが、今回は「役所では、どのように住所を決めているか」というところからアプローチして、その成果を日本地図学会定期大会でも研究発表したのでのでご紹介します。
地理空間情報をベクトルタイルに変換し、SDKを提供するとデータ連携が容易にできます。ベクトルタイルは街そのものがデータ化されており、地図上のもの全てがObjectで飛ばすことができるため、データ連携基盤としてベクトルタイルが使用できるようになると、災害情報や道路許可申請がスムーズにできます。ベクトルタイルのメリットや今後の展望についてお話します。
屋内環境を共有したい場合に、ベースの地図が精密ではないもの(デフォルメされた地図)を元に、360度写真を使用して屋内を把握する方法を紹介します。 リコーTHETAのような手頃な価格の360度カメラが登場し、ワンショットで360度写真を簡単に撮影できるようになりました。 屋外であれば、GoogleストリートビューやMapirrayに投稿して共有する方法もありますが、屋内の場合は正確な地図(フロアマップ)がないため、緯度経度情報に載せることができません。 Leaflet+A-Frameを使用して360度写真を活用し、行ったことがない環境でも屋内環境把握できることを目標にしました。
デジタルツインや自動運転などのデジタル技術を活用し豊かなデジタル社会を実現するために、多様で膨大な地理空間情報をリアルタイムに収集し効率的に分析することが必要となっている。多様な地理空間情報の収集や分析に役立つ技術としてPostgreSQL(PostGIS)があるが、モノリシックな構成となるため扱うデータサイズが膨大となった際のスケーラビリティに課題がある。この課題に対して、クラスタ構成によってスケーラビリティを担保できる分散DBが注目されている。今回は、PostgreSQLと互換性をもつ分散DBであるYugabyteDBと分散処理技術であるApache Sparkとの連携について紹介する。
Redmine GeoTaskTracker(GTT) Plugin は位置情報ベースのタスク管理を可能にするプラグインです。 MyCityReportなどのプロダクトに実際に利用されているプラグインで、OSSで公開されています。 今回はRedmine GeoTaskTracker Pluginや、OpenAI APIによるアシスタント機能などを紹介します。
MySQLのバージョン管理ポリシーが変わり、新たに8.1が発表されました。新しい時代のGISの機能なども説明いたします。(仮)
遅ればせながらCloud Optimized始めました。使いどころと今後の展望をお話します。また、マピオンを運営する弊社ならではの発想でChatGPTを拡張し利用しています。その紹介と技術的な仕組みを解説します。
地域の災害発生可能性については国や都道府県がハザードマップ用のデータを作成し、市区町村がハザードマップを印刷して住民に配布したりWEB地図で配信したりしている。 そのような情報を作成していても住民が災害リスク情報を意識していなかったせいで適切な避難行動をとらなかったため風水害での死者がでてしまったこともあり、近年では 地域の災害リスク情報や災害対策情報をどう地域住民が自覚できるかが重要である。 今回地域コミュニティ(町内会等)での災害リスク情報や災害対策情報共有のため低コストで運用可能なハザードマップシステムのプロトタイプ作成について報告したい。
話題沸騰のChatGPTのQ&Aだけで、QGISの習得と地形解析プログラムの作成ができるのか検証したので、この結果ついて発表します。具体的には、GISもGeoTIFFも全く知らないインターンシップ学生に、検索エンジンは一切使わず、ChatGPTのQ&Aだけで以下の作業をしてもらいました。
「2つの傾斜量のGeoTIFFを分析してください。(1)分析方法を調べて、プログラムを作成し、実際に分析してみる。(2)2つの傾斜量の差分結果をQGISで見やすく表示する。」
作業時間は2日としましたが、学生君はどこまでできたでしょう。
発表では、ChatGPTへの質問とその回答だけでなく、ChatGPTに関する考察なども紹介します。
「地理空間情報活用促進のための協力に関する協定」に基づき,国土地理院より提供を受けた,富山県有峰地区の最新の航空レーザー計測成果のうち,1m格子標高データから,QGISのCSMapMakerプラグインにより,微地形表現図のひとつである,CS立体図を作成した。
今回作成したCS立体図は,QGIS以外にも,Google Earth,カシミール3D,スーパー地形で表示,閲覧できるように,データ変換も行った。
このCS立体図は,富山県南東部の有峰湖周辺の森林(通称「有峰森林」)とその周辺において,森林・林業関係者が森林施業や治山,林道工事を行う際に参考資料として使用したり,旧大山町の歴史民俗研究者が,古道(通称「うれ往来」)の線形を復元するための参考資料として使用したりする予定である。
自動車騒音は,住民に不快感を与える,睡眠を妨害する,虚血性心疾患等のリスクを高める,等の影響を及ぼすため,正確な予測と対策が必要である。しかし,騒音予測は,音響学や位置情報に関する高度な知識,データやソフトウェアの利用可能性,計算機資源,等の理由から日本国内でほとんど行われてこなかった。ところが,地理院ベクトルタイルやデジタル道路地図プラットフォームを活用することによって,多くの既存課題を解決し,容易に騒音予測が行える可能性がある。この発表では,QGIS上で様々なリソースを統合して騒音予測を実現する方法を示す。
スマホアプリの地図表示は、GoogleMapsやAppleマップが広く使われています。
しかし、マップライブラリでじわじわと勢力を伸ばしつつあるのが MapLibre Native です(個人観測)。
この発表では、iOSアプリでどのようにMapLibre Native を導入するのか説明します。また、MapLibre Nativeで何ができるのか、GoogleMapsかAppleマップなど、他のライブラリとの差異についても説明します。
2023年6月29日に「オープンデータとQGISでゼロからはじめる地図づくり」書籍を出版しました。本書では、GISの基礎知識やオープンデータの入手方法、QGISのインストールから、「高齢者が多く住んでいる区域を可視化して、ビジネスに活かしたい!」、「市の防災担当として、浸水予想マップをつくりたい!」、「社会科の授業でオリジナル地図をつくりたい!」など実用的な利用方法について、図を交えてわかりやすく説明しています。また、今、話題の登記所備付地図データの活用方法についても説明しています。本講演では本書の内容を簡単にご紹介します。
PostGISをつかってFIRMS(Fire Information for Resource Management System) Active Fire のポイントフィーチャから焼損ポリゴンを推定する
2023年1月23日に、法務省地図XML(公図)のデータが公開されました。
土地家屋調査士にとって、公図は業務上毎日のように見ている資料であり、最新のデータではないにしても、PDFや紙交付しかなかったのが実情でした。
公開直後に、有志プロジェクト(amx)でデータのミラーニングやバイナリベクトルデータ配信を行って頂きましたが、「生データから自分で全部作ってみたい」という事で、試行錯誤しながら配信データ(PMTiles)を作成することができました。
また、ドローン撮影のGeoTiffなども配信データ(PMTiles)として作成してみました。
そして、WebGISはMaplibre GL JSを用い、「今ここ何番地?」といういつでも・どこでも・誰でも使えるシンプルなWebGISを作成・公開しております。 ※一部有償
簡単ではありますが、今ここ何番地?の紹介と共にその流れや苦労した点などをお話しできればと思います。
世間一般のGISソフトはOSS、プロプライエタリも含め地球上を対象としていることが多いです。
Cesiumも基本的には地球上での使用を想定していますが、実は他天体で使用することも考慮されている設計になっています。
今回はCesiumにおける他天体(リュウグウ)での活用事例についてご紹介いたします。 しかしながら、Cesiumにおける他天体での活用事例が少ないためか、問題が発生した時の情報収集が難しく、手探りで解決策を模索しましたので、その辺のTIPSをお話いたします。
今年4月にMeta社からSegment Anything Model(SAM)というAIモデルがオープンソースライセンスで公開されました。
このAIモデルは、追加の学習を行うことなく画像内のあらゆる物体に対して自動的に領域分割を行うことが可能であり、地理空間情報分野での適用を検証した論文も徐々に増えてきています。
本発表では、航空写真や衛星画像、3次元点群データに対してSAMを用いる方法やどのような結果が得られるかをデモを交えて紹介したいと思います。
デジタル都市環境プロジェクト “toENG” は、都市の景観における日影、風、騒音の影響を解析することを目的としています。このプロジェクトサイトにはユーザー管理機能があり、ユーザーはワークスペースとプロジェクトを作成して分析を実行することができます。プロジェクト内では、ユーザーは特定のサービスを選択して、選択した地域内で日影、風、騒音を解析することができます。現在、プロジェクトサイトではPLATEAU Projectの建物の3Dアーキテクチャを基にした日影の解析が可能です。
日影の解析計算では、分析範囲、分析時間、調査期間などのパラメータを入力後、解析計算を実行し、解析結果の日影の影響レベルが表示されます。
解析に際し、ユーザーは建物の3DアーキテクチャをIFC形式または3D-tiles形式でアップロードすることができます。分析結果とユーザーがアップロードしたデータはRe:Earthと連携され、3Dマップ上で可視化されます。
“toENG” プロジェクトは、環境要因と都市空間の相互作用に関する貴重な知見を提供し、持続可能な都市計画と情報に基づいた意思決定をサポートします。
地理空間情報の国際化標準化団体であるOpen Geospatial Consortium(OGC)の、国際標準仕様であるOGC API-Featuresと、産総研(AIST)が主に開発したOGC国際標準仕様のMoving Feature Encoding Extension-JSON(MF-JSON)の仕様に基づいた、時空間データを登録・検索・削除をするためのREST APIを作成した。 API作成にあたり、pygeoapi及びpymeosを使用したOGC-APIサーバーを構築した。DBはPostgreSQLを使用し、時空間データを格納するための拡張ライブラリとして、mobilityDBを使用した。時空間データについては、MobilityDB特有の型の形式(TBool、TText、TInt、TFloat)を用いてデータを格納した。 作成したAPIは、OGCで今後公開予定です。
住所の正規化問題について、選挙名簿アプリ「ミエセン」を運営する観点から、自然言語処理を用いて、正規化されない住所を抽出します。
点群PNGは産総研が開発した2D/3Dの大量点群データをウェブで扱うためのファイルフォーマットである.仕様は公開されており https://gsj-seamless.jp/labs/pcpng/ ,A4プリントアウトで5枚程度と極めてシンプルで,無償で利用できる.点群PNGを使用することにより,PNGの可逆圧縮機能を利用して圧縮して配信することが可能である.
NHKでは、国と全国自治体からハザードマップ(洪水・内水氾濫・土砂災害・津波、及び南海トラフ地震のリスクに関するGISデータ)を収集し、場所による災害ごとのリスクと、データの分析から明らかになった事実を伝え、災害から命と暮らしを守る方法を専門家と模索する放送を行ってきました。また連動して、Webサイト「NHK 全国ハザードマップ」を公開。収集したハザードマップのデータ処理にはQGIS等のオープンソースソフトウェアを活用させていただき、その過程でQGISの組み込みプラグインに対してコードの修正が必要になりコントリビューションを行いました。この発表では番組やWebサイトでのOSSの活用とOSSへの貢献事例を紹介します。
https://www3.nhk.or.jp/news/special/saigai/select-news/20220621_01.html
https://www.nhk.or.jp/campaign/w-hazardmap/
https://github.com/qgis/QGIS-Documentation/pull/8366